旅行記「2005年6月/夜行列車で行く名古屋滞在18時間万博ツアー」その1

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今、何かとにぎわっている愛知県へ無茶なスケジュールで行ってきました。
夜行列車、セントレア、万博、食べ物・・・名古屋はあなどれません!!


その1「月見えぬ夜に、名古屋を」

6月10日(金)。
僕は仕事を速攻で切り上げて帰宅し、旅立ちの用意を整えた。
今回の目的地は日本で今一番盛り上がっている街、名古屋で万博を見物してみようというもの。
今まで旅といえば4〜5人のグループで夜の高速を車でブッ飛ばすという 移動方法がポピュラーだったのだけど、今日の交通手段は夜行列車。
1日に1本運行される、東京-名古屋を結ぶ快速電車「ムーンライトながら」(終点は岐阜県の大垣)での旅だ。
そしてメンツもいつもと違い、大学入学当時からの付き合いであるよっちゃんとの男二人旅。
ともあれ、まずはスタート地点であるJR東京駅へ。


<夜行列車のチケット>

金曜日23時のJR東京駅丸の内北口。
人は意外と少ない。
梅雨入りしたこともあり、空からシトシト小雨が降り注いでいる。
ややあってよっちゃんと合流。
駅のホームにある売店で酒とお菓子を買い込み、列車を待つ。


<Rapid="快速"列車なので特急料金は不要>

23時半ちょい過ぎ、「ムーンライトながら」のご登場。
指定席の予約が混んでいたため、不本意ながら喫煙車での往路となった。


<一晩お世話になるながらさん>

昼間の列車であれば車窓を流れる景色が楽しめるところであるが、 なにぶん夜行列車であるためそれは期待できない。
僕は発泡酒を飲み、つまみに買ったお菓子をバリバリ食いながら、 特に物思いにふけるでもなくボケーッと暗闇を眺めていた。
隣の席では今週仕事で多忙だったというよっちゃんが音楽を聴きながら 寝入っている。


<旅には酒がつきもの>

僕はとかく旅となると気持ちが高揚してなかなか寝つけない性質なので、 こういうときの時間の潰し方に困ってしまう。
しかも体格の都合上、座席の狭さが体の自由を奪い窮屈この上ない。
名古屋までは6時間ほどだが、10時間以上フライトするような海外旅行だとしたら エコノミー症候群になりそうだ。
それでも唯一不幸中の幸いだったのは、喫煙車ではあるが予想してたより 喫煙する人が少なかったことくらいか・・・。
深夜3時ごろ、浜松駅に停車。
その記憶を最後に、どうやら僕はやっと眠りに落ちた。

ハッと気付くと時計は5時を過ぎていた。
外はもう明るい。が、空は一面灰色の雲に覆われている。
名古屋まではあと少しだったので、もう寝ることはあきらめて 徐々に都会へ近づく街並みを観賞。


<愛知県突入>

6時5分。名古屋駅に到着。長かった長かった。
ちなみに同じ車両に万博に行くと思われる家族連れが乗っていたのだが、 結構年のイッていそうな母親と思しき人物が「若い人の真似はできないねぇ〜」と 細った声でつぶやいていたのが印象的だった。
僕らですら消耗してしまうのだから、年配の方にこの夜行列車はキツかったことだろう。

さて、朝6時では当然まだ万博は開場していない。
ここで僕らが事前に計画していたのは、「セントレア」に行くことだった。
当初は普通に電車で行くつもりだったが、たまたま駅の外に出たところで 空港へ直行するバスが停車していたのでこちらに乗車してみた。


<車内は"新車"のニオイがしました>

バスは高速道路に乗り、セントレアこと中部国際空港へ。
ちなみに乗客は10人くらいしかいなかった。

(つづく)



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