Phase-07



2004年8月27日(金)
入院6日目


普通に働いてりゃ今日は楽しい週末のはず。
入院患者にとっては特にいつもと変わらない一日の始まり。

朝食中、早くも本日一発目の便意がやってきた。
飯くらいゆっくり食わせてくれぃと思いつつも放っておくわけにはいかないのでトイレへGO。
痛くありませんように!!と十字を切り、ひと思いにぶちかます。
おーおーおー!!過去最大の排出量。そして!!
痛みも過去最大級!!うわぁああああああああああああああああ痛ぇえええええええええ!!
しばしぐったりし、なんとかトイレを出る。
ちょっとお尻が痛いので、残りの朝食は立ったまま食すという情けない状態になってしまった。

9時15分。今日も抗生剤の点滴。
9時30分。朝の入浴。先程の排便の痛みを引きずってはいたが、やはり入浴は必要だ。
10時30分。入院してから2回目の洗濯。
たいした量ではないが、手持ちの着替えが少ないのでやむを得ず。

部屋に戻ると、スタッフの方たちが隣のベッド周りをセットアップしている。
今日も一泊で大腸ポリープの入院の人が来るらしい。
僕としては痔の仲間が欲しいところなんだが。

やってきたのは今までで一番若いHさん。
年齢は38歳。でも見た目はずっと若く見える。
彼の若さ(僕が言うセリフじゃないが)でも大腸を患うことがあるのだ。僕も自戒せねば。

午後イチでいつもの検診。
診察後、看護部長さんからうれしい話が。
退院の日程についてだ。
いつもの入院仲間ではまだ退院の話が出てきたのは一人だけだったので、 みんないつかいつかと待ち望んでいたのだが、まさか今日というタイミングで 持ちかけられるとは思ってもみなかった。
基本的には僕の希望に合わせてくれるらしいが、最短で30日に退院可能だという。
当初から入院は10日間と言われていたので概ね予定通りだ。
まだ傷の痛みや出血に多少の不安があったので、とりあえず返事は明日にさせてもらうことにした。

夕方、大腸ポリープの切除を終えたHさんと話す。
5月に痔核を手術をした際にポリープが見つかり、手術の回復を待ってから今回 ポリープを取りに来たのだという。
痔の手術経験者としては先輩ってことで、話をいろいろ聞かせてもらったのだが、 やはり退院後10日間くらいは排便時の痛みは続いたんだとか。
そしてガーゼ交換も継続しなければならないため、仕事をしてると何かと面倒なんだとか。
僕は自身の退院後の職場復帰を思い浮かべて早くも暗い気持ちになってしまった。
しかしながらHさんもこの病院の腕に関しては太鼓判を押していた。
やはり年間4,000件の手術は伊達じゃないってことか。

夕方、この日初めてテレビの電源を入れる。でも大して面白い番組がないのですぐ消す。
入院中も新聞は手に入るし、テレビ・ネットと資源は腐るほどあるんだから望めば いくらでも情報は入手できる。
けれどなぜかこの病院という、ある種世間と隔絶された空間にいるとどうにもやる気が 起きない(僕だけかもしれないけど)。
おかげでここ数日、世の中でどんな出来事が起きているのか皆目見当がつかない。
今なら総理大臣が変わっていようが、日本の通貨が変わっていようが僕は気づかないまま 退院してしまうだろう。

ところで明日は土曜日で世間様の多くは休み。
ってことでYOU100・カオリン夫妻やメリーがお見舞いに来てくれることになった。
そういえば入院して以来、ご年配の方たちとはずいぶん親交を深めることができたが、 同年代と話す機会は全くといっていいほどなかった。
久しぶりに若者と話せるってことでちょっと嬉しくなったのだった。



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