カバンにパンパンに詰まった荷物を必死に担いで入院先の辻仲病院へ向かう。 ・・・と思ったら常磐線が車輌故障で遅れる。(´Д⊂ ギリギリの時間に我孫子駅に到着。 今日は日曜日で病院までの送迎のバスが無い為、駅前でタクシーを拾う。 タクシーの運ちゃんが僕の大きな荷物を見て、「遠くからきたのかい?」と聞く。 僕が「いえ、都内からですけど、痔の治療で・・・」と答えると、 「あそこは有名みたいだねえ。よくお客さん乗せるよ。こないだは 秋田から来た人だったかなあ。みんなインターネットとかで調べてくるみたいだね。」 と。 なるほど実際僕もそのインターネット組だ。 普通の病院であれば最寄の所に行けば用を成すだろうが、こと痔のように なんとも微妙な患部を扱うとなると情報収集にも気合が入るというもの。 インターネットで「痔」と一言ググれば真っ先にここの病院がヒットするからなあ。 んで、病院から呼び出されていた時間(11時30分)にほぼジャストで到着。 手続きを済ませて病室へ。 結局一番安い4人部屋は満室だったため、一泊ごとに保険適用外の料金が課金される 2人部屋へと案内された。 病室に入ってまずビックリ。 すんごくキレイ!! 出張でよく泊まってたそこいらの安ビジネスホテルなんか相手にならない。 これなら追加料金を払っても惜しくないかも。 すでに数日前から入院している同室の人に挨拶を済ませ、荷物を整理していると早速昼食を出された。 記念すべき最初のメニューはうどん。 そう。ただのうどん。 具も何も無い。はぁ・・・。 5分とかからないうちにたいらげ、まったりしていると放送で呼び出されて 入院案内のカウンセリングを受けることになった。 簡単な説明のあと、下剤を飲まされた。人生初の下剤。 といっても今回飲んだものは遅効性のもので夜に効いてくるらしい。 ちなみに手術当日の明日は即効性のものを飲むことになるそうだ。 その次は剃毛。 テイモウ? ていもう・・・。 剃る→毛を。 ・・・・・・。( ゚д゚)ハッ! うわわっ、剃られるのですか!!あの辺のお毛毛を!! よく盲腸の手術の際には下半身某所の毛を剃り落とすというのは聞いていたが、 よもや痔の手術でも剃られることになろうとは・・・。 まぁ考えてみれば当然な話で、僕の穴の周りは密林状態だ。 キレイに伐採・整地して先生様がスムーズかつ正確にオペレーションできる環境を提供するのが 患者としてせめてものマナーであろう。 「じゃあ下着を脱いで横になってくださいね〜」 触診のときと同じ要領でケツ出しルックになり、あとは看護師さんのカミソリさばきに 身をゆだねる。 ゾリ、ゾリ、ゾリ・・・。ひゃんっ!!(*´д`*) 触診とは対極の感覚。猛烈にくすぐったいのだ。 「我慢してくださいねー」 「は、はぁい」力無く答える僕。 どれだけの量が剃られたのかはわからないがなんとか剃毛を終え、次は先生による手術の説明。 なにやら難しい話だったがとりあえずうなずいておいた。 これがインフォームドコンセントってやつか? ところでこの日は高校野球の決勝戦。 我が地元・北海道から初の優勝が期待される駒大苫小牧と春夏連覇を狙う愛媛県代表済美の対決だ。 どうしても見たくて入院が今日になってしまったことを恨んでいたのだが、 看護師さんや患者さんの中に北海道出身の方がおり、喫茶室で絶叫しているのを見かけて 僕もすかさず混ぜてもらった。 そして奇跡の優勝!! 僕らは悲鳴にも似た歓声をあげ、抱き合い喜びを分かち合った。 入院初日にもかかわらず、僕は人目もはばからず涙を流した。マジ泣き。 まぁ、これは余談。 で、今度は夕食。 ディナーメニューはズバリ流動食。 3つ並べられたカップの中には食物というよりは飲み物が入っていた。 味はそれぞれオレンジ風味・紅茶風味・コンソメ風味。 いずれもその辺のコンビニで簡単に揃えられそうな深みの無い味だったが、 これもきっと緻密な栄養学に基づいて調理された医療食なのだろう。そう思いたい。 というか、なっちゃんオレンジと午後ティーとただのコンソメスープ(具無し)だろう、これは!! やはり5分程度で食事をやっつけたのだが、今日はこれ以上の予定は無く自由。 とりあえず浴場で入浴を済ませ、本を読んだりしてるうちに午後9時。消灯。 そういえば下剤はいつ頃効いてくるんだろう・・・。そんなことを考えながら いつに間にか眠りについていった。 深夜1時30分頃。 腹部に猛烈な激痛を感じ、僕はトイレへ駆け込んだ。 ついに下剤の効果が来たようだ。 もう凄いのなんの。 出る出ないにかかわらずお腹の痛みだけはずっと続く。 内臓を搾り出すようにイキみまくり、腸内の物をひたすら排出する。 あんまり頑張るもんだから、今度は気分が悪くなってきた。 ヤバい!なんか吐き気も出てきた!! そういえば昼間のカウンセリングのときに下剤といっしょに吐き気止めの薬も飲んだっけ。 どうして吐き気止めを飲まされたのかわからなかったけど、こういうことか。 ていうか薬効いてるのか?すげー気持ち悪いよ!! だいたい下から次々と出してるのに、上からも出したら大変なことになるでしょうに(実際は吐き気だけで出てこなかったけど)。 ちなみにこの時の状況を文字で表現するとこんな感じだ。 ブバッ(下の音)、オェーッ(上の音)、ブババッ(下)、オウェーッ!!(上) 最悪のコンディションで30分ほどトイレに軟禁状態になり、出てきたときには心なしかやつれたような気分だった。 先が思いやられるなあ・・・。 明日は朝5時30分起床で、また下剤を飲んだり内視鏡検査をしたりと大忙しの予定。 |