アリログ第5週(29〜35日目)



2004.08.31(Tue) 32日目
えーと、何日目になるんだ?
7月31日から飼い始めたから今日で32日目か。

10日間の入院からようやく退院し、自宅のドアを開けて真っ先に確認したのは勿論彼女らの安否。
昨日までは秋を思わせる涼しい気温だったようだが、今日は台風一過ということもあり再び真夏日。
部屋の温度もかなりキてる。

どうなってる?無事か?

久々に見るブルーのジェルには、いつものように彼女達が元気な姿を見せてくれる・・・はずだった。


<天に召されました>

そこにはこの10日間のいつかはわからないが、天寿を全うした1匹の亡骸があった。
心なしか他の4匹も生気が感じられない。
パッと見で僕の頭に浮かんだ図式は「1匹=死亡、4匹=瀕死」だった。
うおっ、そりゃあまりにも悲しすぎやしないか?

本当に他の4名も瀕死なのかどうかを確かめるために、僕は換気もかねて箱のフタを開けてみた。
心配は杞憂だったようで、気流の流れに敏感に反応した彼女達は猛烈な勢いで動き出した。
どうやら「1匹=死亡、4匹=元気」のようだ。

カビが発生しても困るので亡骸を回収しようと思ったのだが、 生前親交が厚かったと思われる1匹が、躯からなかなか離れようとしない。
あまつさえその動かない体にグルーミングみたいなこともしている。
あたかも死に化粧を施すかのように・・・。


<さよなら・・・>

2004.09.01(Wed) 33日目
悲劇から一夜明けた33日目。
朝起きて箱を覗いた僕はびっくりした。
お亡くなりになられた例の彼女が真ッ二つ解体されているではないか。
腹部だけが寂しげに置き去られ、上半身は相変わらず昨日の友人代表が寄り添っている。


<仲間を想うが故の犯行か?>

死体にグルーミングしていると思っていたのは違ったようだ。
これが彼女達なりの鎮魂のスタイルなのだろうか。
ともあれ、掘りカスの掃除も兼ねて死体の回収を敢行。
久々の冷蔵庫ショックを食らわせる。
まずは腹部の回収。


<衝撃映像1>

そして上半身。


<衝撃映像2>

本来なら丁重に埋葬して差し上げたいところなのだが、何分僕も病院帰りで体が思うように動かぬ身。
ティッシュに優しく包み込んでゴミ箱へ納骨(廃棄処分)させていただいた。すまん。

2004.09.02(Thu) 34日目
「人はいつ死ぬと思う?(中略)・・・人に忘れられた時さ・・・」という某海賊マンガの名セリフが心にしみる34日目。
残された4匹が死んでいった者のことを覚えているかどうかは知らないが・・・。
遺体も回収したため、これといって目新しい動きは見られなかった。


<仲間の死を乗り越え、特に何もしない>

季節はもう秋。
時期的に巣を掘り返しでもしない限り女王を捕獲することは難しくなってしまった。
来年の目標は女王の飼育にしよう。







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